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Japard heavy premium original fabric crew

更新日:3月15日

今回は、ジャパード生地の特徴についてを深掘りしてお伝えいたします。




Japard生地の特徴


― 「ジャガードって聞いたことあるけど、ジャパードって聞き慣れないですが…」

 

そうですよね。

ジャパードは、MaisonProtectionのオリジナル生地につけた名前なんです。

 

― 「なるほど!それは聞き慣れなくて当然ですね!どんな生地なんですか?」


ジャパード生地は、裏毛のループを自由な柄を出す為に独自に開発した世界に一台しかない機械で編んでいます。


この生地を作るにあたって、しっかりとした肉感がありつつも、コットンのみでストレッチ感と十分な保温性を体感でき、上品で見た目とは裏腹に着るとフワッと包み込まれるスウェットを目指しました。

 

― 「コットンのみなんですね。コットンのみにこだわった理由って何ですか?」

 

そうですね、コットンに拘った理由としては色々あるけど…

一番は、服は直接肌に触れるものだからです。

通気性、静電気や洗っていく上での洗い上がりや物持ち等、様々な面から考え、また色々な方に着て頂けるものでなければ意味がないと考えたんです。


さらに、厳選した素材での糸作りから、生地に至るまで着心地に関して追求して開発をしました。


― 「ファストファッションが溢れる中、糸から作るアパレルって想像つかないんですが、どんな過程に重点を置いて生地開発の工程を行なっているんですか?」

 

うーん…。こだわりで言うと正直他社には真似できないのではないかと思うほどです。笑

具体的には表糸と裏糸は、糸の種類、番手、撚り方を全て変えています。

少しの材料の配合や、糸の撚り方、作る職人さんなどで出来上がるものは大きく違ってきます。





―「生地によって毎回、糸や編み方は変えるってことですか?そうなると、かなり大変なのでは…」

 

そうなんです。でも、この商品に関しては、テーマを元に糸と編み方は直ぐに決まりました。

しかし、最初にニッターさんと決めた糸と編み方では、裏をフワッとさせようとすると表に影響し、粗野感が出てきて上品さがなくなり、表の光沢感を意識すると裏のフワッと感がなくなってしまったり何度も失敗を重ねました。

 

―「この生地を作り上げるのに一番苦戦した所、聞きたいです!」

一番苦戦した所…、いっぱいあります!(笑)

でも一番は、表の糸の番手と裏の糸の番手の調整です。

表の糸の番手と裏の糸の番手が同じだと柄が表に影響してしまったり、表糸が太い単糸だと光沢感や物性があまり良くなかったり。

 

何度も表と裏のそれぞれ糸を変え、糸の番手、糸の撚り方、糸自体への加工、度杢(生地の糸と糸の間隔の詰まり方)の調整をベテランのニッターさんと一緒に試行錯誤を重ねて作りました。

その結果、満足のいくこのジャパード生地の開発が実現したんです。





―「生地の染色もされているのですか?…」


はい、生地の染色は、日本でもトップクラスと言われている染め屋さんにお願いをしています。

表と裏に違う糸を使用していますので、それぞれの糸の染色までの時間が違います。その為、色ムラが出ない事はもちろんの事、表と裏で微妙に濃淡を出し、裏糸は濃色が非常に綺麗に出る糸なので、微妙な色のコントラストを楽しんでもらえる様にしています。

また、染め屋さんのクオリティーは染色の綺麗さだけでなく、生地のしっとり感を残せるかにもあらわれるのでぜひ触って確かめて欲しいです。



―「生地屋さんが洋服を作っているということだと思いますが、パターンはどうやって決めてるのですか?…」


そうですね、この服に関しては、様々な日常を想定して

この一着でどんなシーンでも「様」になる型を目指しました。

 

今までOEMやODMなど様々なパターンを作製してきましたが、結局着てもらえてリピートしてもらえるパターンには法則があるんです。

その経験を活かしつつ、サンプリングを重ね、リラックスして着用でき、どんなシーンでも着れる型に落とし込んで作りました。





―「着心地にこだわった生地で、どんなシーンでも着れる服って、とても気になりますね。」


はい、是非この着心地を感じて欲しいです。






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